製造業のWEBサイトに合う配色は?BtoBサイトを見やすくする方法
製造業のBtoB(企業同士が製品やサービスを取引すること)サイトでは、会社の雰囲気に加えて、発注を検討する担当者が対応内容や仕様を確認し、相談先を見つけられることが重要です。設備写真や製品画像を目立たせるだけでは、図面の有無や希望数量など、見積前に必要な情報を整理できない場合があります。架空の部品加工会社を例に、技術情報と問い合わせを読み分けやすい配色を考えます。
製造業では、色より先に「確認する情報」の順序を決める
まず訪問者が知りたい内容を「どのような相談ができるか」「依頼前に何を確認するか」「どこから問い合わせるか」に分けます。図面、材質、数量、希望時期などの項目は、同じ位置と見出しで示すと比較しやすくなります。対応可能な加工や設備の仕様は企業ごとに異なるため、実際のサービス範囲や性能を確認して記載してください。
配色は会社の目印になるヘッダー、仕様を読む表、補足情報、見積相談の操作に役割を分けます。試作を青、継続発注を緑と塗り分けるだけでは、色を見分けにくい人に違いが伝わりません。「試作の相談」「継続発注の相談」と文章でも示し、見出しや表の列をそろえます。
大量の技術情報をすべて強調すると、重要な条件を探しづらくなります。本文を読める濃さに保ち、色を変えるのは表の見出しや主要な操作など、区別する理由がある場所に絞りましょう。
部品加工会社の仕様確認と見積相談を整理する配色例
架空の会社では、ヘッダーを濃い青緑 #173D4C、メニュー文字を白 #FFFFFF とし、コントラスト比は約11.61:1です。HEX(#に続く6桁の英数字で色を指定する形式)で各色を記録します。コントラスト比は、隣接する2色の相対的な明るさの差を示す数値です。ページ背景を薄い青灰色 #F5F8FA、仕様表の面を白 #FFFFFF にすると、広い部分の色を控えめにできます。
表の列見出しの背景は淡い青灰色 #E6F0F3、見出し文字は濃い青灰色 #283744 にします。この組み合わせは約10.54:1です。通常の説明文は青灰色 #334155 で、白い面 #FFFFFF との比率は約10.35:1です。次の表は閲覧と問い合わせの流れを説明する架空の例であり、特定企業の対応可否を示しません。
| 相談内容 | 確認事項の例 | 次の操作 |
|---|---|---|
| 試作品について | 図面の有無、材質、希望数量 | 条件を伝える |
| 継続発注について | 数量の目安、希望時期、変更点 | 見積を相談する |
| 寸法の確認について | 仕様書、公差(寸法に許されるずれ) | 図面の確認を依頼する |
表の必要な境界線には灰色 #738492 を使う例があります。白い面 #FFFFFF との比は約3.86:1、見出しの淡い背景 #E6F0F3 とは約3.33:1です。線に加えて列見出しと余白を使い、表の関係が色だけに依存しないようにします。
見積相談へ進むボタンは濃い赤茶色 #9A4E22 と白文字 #FFFFFF を組み合わせ、「仕様を伝えて相談する」と表示します。文字との比率は約6.02:1、周囲の薄い背景 #F5F8FA とは約5.65:1です。仕様の説明へ進む通常リンクは下線付きの文字リンクにし、見積依頼とは操作の優先度を分けます。
小さな注記と見積フォームを実際の画面で確認する
補足文字を薄い灰色 #A9B9C3 にして表見出しの背景 #E6F0F3 に載せると、比率は約1.74:1にとどまります。濃い青灰色 #526273 に替えると同じ背景に対して約5.40:1になり、項目の注意書きを背景を変えずに改善できます。
白い表の面 #FFFFFF と外側の背景 #F5F8FA は約1.07:1しか違いません。区切りに意味がある箇所は、必要な線や見出しも用います。また、問い合わせフォームでは「図面あり・なし」「希望数量」などを色だけで区別せず、ラベルと入力例を示します。エラーがあれば項目名と直し方を文字で伝え、入力済みの内容をできるだけ保持します。
スマートフォンでは表の列や数値の単位が見切れないか確認し、横に広い表ならスクロールや縦並びへの切り替えを検討します。キーボード操作中のフォーカス表示も必要です。WCAG 2.2(WEBコンテンツの利用しやすさに関するガイドライン)のAA水準では、通常サイズの文字は背景と原則4.5:1以上、識別に必要な操作部品の輪郭などは隣接色と原則3:1以上が基準です。
HueRollではHEXの調整、配色候補、選択色と白・黒のコントラストを確認できます。ただし任意の2色の比較やWCAGのAA・AAA自動判定には対応していません。ここでの比率は不透明な単色同士を別途計算したものであり、完成画面では実際の文字・表・ボタンの組み合わせを確認してください。